今日は本題のニューカレドニアのバニラについてお話します.
私たちが最初に訪れたのは,Mucaweng村のUmako Josephさんの農園.
このMucaweng村では1985年ごろからバニラ栽培が始まりました.
しかし,この島にバニラが伝わったのは1860年にさかのぼります.
宣教師のPasteur Mac Farlenによって伝えられました.
リフー島は南半球に位置するので,ちょうど今は,日本の春といったところでしょうか.
(緯度的には日本の石垣島と同じくらいです.石垣島に行かれたことのある方は
ちょうど3月から4月を想像してください)
とても穏やかな気候で過ごしやすい季節です.
リフー島ではちょうどバニラの花が咲き始めたころです.
この日も農園ではいくつかの花が咲いていました.
写真のとおり,どの株も数日前から咲き始めたばかりで,交配したての若い果実をつけいてい
ました.
農園主のUmakoさんはとても優しく,通りすがりの私達を農園に入れてくれました.
そして,丁寧なフランス語でいろいろと説明し,バニラの交配も見せてくださいました.
バニラの出来はと尋ねると,昨年の果実を見せて自慢げな笑みを.
とてもフレッシュな甘い香りを漂わせていました.
日本で見るマダガスカル産のバニラと比べると,とても優しい香りのバニラビーンズに仕上がってい
ます.
島内のバニラはMaison de la vanilleで共同作業によってキュアリングされるほか,農園ごとでキュア
リングされたものも,訪問客に販売されていました.
明日は,このバニラを使って,コーヒーや紅茶を振舞ってくださる農園を紹介します.
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