今でも思い出すのが,初めて中小基盤整備機構九州を訪ねた時のこと.
翌年の小雪まじりの師走の午後に,博多区祇園町の機構のオフィスで,
3人のマネージャーと会いました.
久留米の小さな小さな有限会社.
バニラの国産化の話を熱く熱弁し,「将来は,欧米にも輸出したい!」
などと,意気込みだけの大風呂敷を広げました.
当然,マネージャーの皆様は,
「何と,生意気な,身の程もわきまえず.そんな簡単に
連携事業が・・・・・」とお考えになられたかと思いきや.
一人のマネージャーの方が,
「私も以前いた商社でバニラを扱ったことがある.バニラは,ヨーロッパの長い歴史の中で
今日のように使われるようになった.そんなヨーロッパの歴史あるバニラに,挑戦することは
本当にすごい.ぜひ頑張ってほしい!」
と逆に熱く語られました.
そんな思いを抱いて4年.
ほんのわずかですが,フランスへの出荷が始まりました.
あの時の気持ちを大事に一歩前に進めたことに感謝です.
機構のマネージャーの皆様,ありがとうございました.
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