2012年10月24日水曜日

ニューカレドニア訪問記Ⅱ

昨日は,ニューカレドニアの「バニラの島」---リフー島に上陸したまでの話をしました.

今日は本題のニューカレドニアのバニラについてお話します.


私たちが最初に訪れたのは,Mucaweng村のUmako Josephさんの農園.

このMucaweng村では1985年ごろからバニラ栽培が始まりました.

しかし,この島にバニラが伝わったのは1860年にさかのぼります.

宣教師のPasteur Mac Farlenによって伝えられました.

リフー島は南半球に位置するので,ちょうど今は,日本の春といったところでしょうか.

(緯度的には日本の石垣島と同じくらいです.石垣島に行かれたことのある方は

ちょうど3月から4月を想像してください)

とても穏やかな気候で過ごしやすい季節です.


リフー島ではちょうどバニラの花が咲き始めたころです.

この日も農園ではいくつかの花が咲いていました.

写真のとおり,どの株も数日前から咲き始めたばかりで,交配したての若い果実をつけいてい

ました.

農園主のUmakoさんはとても優しく,通りすがりの私達を農園に入れてくれました.

そして,丁寧なフランス語でいろいろと説明し,バニラの交配も見せてくださいました.

バニラの出来はと尋ねると,昨年の果実を見せて自慢げな笑みを.



とてもフレッシュな甘い香りを漂わせていました.

日本で見るマダガスカル産のバニラと比べると,とても優しい香りのバニラビーンズに仕上がってい

ます.

島内のバニラはMaison de la vanilleで共同作業によってキュアリングされるほか,農園ごとでキュア

リングされたものも,訪問客に販売されていました.

明日は,このバニラを使って,コーヒーや紅茶を振舞ってくださる農園を紹介します.


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