2012年12月23日日曜日

久留米ジェラートさんに今年の出来たてのバニラを出荷しました

昨年より,お世話になている久留米ジェラートさんに今年のバニラビーンズを

出荷いたしました.

しばらく国産バニラビーンズを使ったジェラートをお休みいただいていたのですが,



クリスマスに向けて,出荷させていただきました.



お店の中はクリスマス一色,なんとかギリギリ間に合いました.

あの濃厚なジェラートに私たちのバニラ Vanille de Kurume の香りが活かされます・・・・・・

久留米ジェラートの店長よりコメントをいただきました.

「国産バニラを100%使用した「久留米バニラ」はもちろん、
バニラによく合う「あまおうミルク」や「ブルーベリーレアチーズ」などのダブルもオススメです。
毎日日替わりで12種類のジェラートを提供しています。是非、ご堪能ください。」


お店の場所は,久留米ジェラートさんのホームページでご確認ください.

http://www.kurume-gelato.com



2012年12月20日木曜日

バニラと金子植物苑 バニラといえば?

先日,ある方からバニラに興味のお持ちの方にバニラをもっと認知していただくための

ブログを書いてはどうかと勧められました.

確かに,私たちの久留米産の国産バニラビーンズ以前にバニラ自体の認知を上げることが

重要な課題です.

そこでアンケートをとってみました.

バニラといえば?

  今年の11月に久留米百年公園で開催された「ふるさとくるめ農業まつり」で

  来場者200人に聞きました. 「バニラといえば?」 何を連想するか・・・・

  みなさんは如何ですか?

結果,64%の方が,

      バニラ=アイスクリーム

   と考えていました.


当たり前と言えば,当たり前なのですが,バニラビーンズの認知度は僅か2%.

私たちのバニラビーンズは現在,一般の方には程遠いところにある商品です.

ショックです!

まさしく,冒頭に書いたご指摘のとおりでした.

そこで,

折を見て,金子植物苑が培ってきたバニラに関する知識や情報を紹介しようと思います.

もちろん,バニラの生産や出荷などホットな情報は以前通りご紹介いたします.













2012年12月15日土曜日

先週の晴れた日に東京に行ってまいりました.

先週,とても素晴らしい日和に,心をワクワクさせながら,東京に行ってきました.



機内から富士がとても美しい姿を見せてくれました.

クリスマスまであと半月となり街のいたるところにツリーが・・・・・・

今年のバニラビーンズの納品がギリギリになってしまいました.



この日訪れたのは東大駒場駅(井の頭線)近くの「TSUSHIMI」





オーナーシェフの都志見セイジ様からは

私たちのバニラがYahooニュースに載って一番最初に連絡をいただきました.

それから足掛け3ヶ月ようやくこの日に最初のバニラを納品させていただきました.

シェフは初めて見る国産バニラビーンズを扱いながら,

私たちの話を1時間近くも熱心に聞いてくださいました.

その熱心な姿勢の中で既にいくつかのレシピが生まれているのか

と思いながら私たちもワクワク.

納品と説明の訪問でしたが,お料理を頂いたかのようにとても楽しいひと時でした.

「次は福岡の農園で再開」を約束し,店をあとにしました.

いつの間にか外は真っ暗.



空気の澄み切った寒い1日でした.












2012年12月12日水曜日

2012年産の国産バニラビーンズの出荷が始まりました

12月に入って10日が過ぎ,街はもうクリスマス一色です.

国産バニラ Vanille de Kurume もクリスマスに間に合うように出荷が始まりました.

今年のバニラの出来はというと,手前味噌ですが,

「大きさも申し分なく,とても上品な香りに仕上がっています.」


まだ,生産量が少ないので,すべてのお客様に出荷できませんが,

できるだけ,ご希望にそいながら手探りの出荷を始めました.

私たちのバニラは,

今年の6月に花が咲き



9月に収穫され



12月に出荷出来る

1年完結型の栽培とキュアリング技術を開発しています.

つまり,今年のヌーボー Nouvelle Vanille です.

世界的に見て,その年のうちに開花から収穫そしてキュアリングしたバニラを出荷出来る

ものは私たち以外にないと自負しています.

今年の,国内の栽培地の環境・そしてバニラの出来を見る試金石といっても

過言ではありません.




まだ、私たちのバニラをすぐに味わっていただけるお店はあまりありませんが、

機会がありましたら、ぜひ賞味頂き、今年の恵みを享受して頂ければと思います.





2012年12月8日土曜日

ホテルニューオータニ博多にお邪魔しました

色々な方々のご縁で,今年夏よりお世話になっているニューオータニ博多にお邪魔しました.

お目当ては,1Fの「カフェ&レストラン グリーンハウス」.

バラエティ・カフェの
ロシアンティー 金柑のコンポート添え

この金柑コンポートに私たち

Vanille de Kurume のバニラが使われているのです.


なんと,上質な金柑にバニラシードが・・・・・・

お味は,とても上品な味に仕上がっていて,さすがニューオータニ

と,改めて敬服いたしました.

私たちのバニラは出しゃばらず,脇役に徹していて,

金柑の甘酸っぱい芳醇な味を引き立たています.

思いっきり,口に頬張ったあとの爽快感.

とても幸せな気持ちになりました.

そして,とどめは,皿に残ったシロップ!?

これをスプーンで一口,

いつもの久留米のバニラの独特な香りが口に広がりました.

西村料理長様,本当にありがとうございます!

幸せいっぱいになりました.

フェアーは2月末まで続きます.

お客様をお連れして商談にはもってこい! といったところでしょうか.

何か,バニラが後ろから背中を押してくれる感じがします.

これは,バレンタインデーにも使えるぞ!

そんなことを考えて戻ってまいりました.

期間中,必ずまた行きます.

2012年12月4日火曜日

本日大分県の養蜂場にお邪魔しました

昨年からの御縁で,私たちのバニラを使った蜂蜜「ハニージャム いちごバニラ」を

作ってくださっている近藤養蜂場におじゃましてきました.



昨年は,数量限定で博多阪急のお店においていただきましたが,

ことのほか好評で,今年も作っていただくことになりました.

早速,出荷の予定の相談.



商品作りはとても楽しく,話が弾みます.

今年は,いちごバニラ以外の新商品も?! と期待が膨らみました.

とは言っても,まずは「いちごバニラ」

バニラと蜂蜜の相性もバッチリで,最高の Mariage だと確信しています.

年明けには,最上のバニラの出荷を約束してきました.

この春の商品が楽しみで,楽しみで,なりません.

商品ができましたら,また報告いたします.

ぜひ一度味わってください!







2012年11月24日土曜日

私たちのバニラVanille de Kurumeを使っていただくレストランにおじゃましました

今日11月24日は,レストラン スプーンのプレオープン.

オーナーシェフの井上さんからご招待をいただき,ご挨拶に担当RHが伺いました.





そう,レストランは久留米市田主丸の「山苞の道」にあります.


山苞? 少々気になる名前, 辞書で調べてみると,山からの土産?!

すると,今日は美味しい山の土産に出会えるかな・・・・

楽しみに待つ,TM ・・・・・



レストランの外観も中も白が基調で,とても清楚で落ち着く雰囲気.



カウンターからは厨房越しに筑後川沿いが一望できます.

これは,夜景が美しそう.

楽しいひと時を過ごさせていただきました.

私たちのバニラがこの店で一役買得ることを願いつつ.

また来ますと挨拶してさりました(次はTMも同行します).


オーナーシェフの井上さんご夫妻にエントランスまで見送っていただきました.



今年の私たちのバニラは最後の追い込み.

もうすでに,加工場の中には甘い香りが漂っています.

月の変わる12月初旬には,出来たてのバニラビーンズを持ってお伺いしたいものです.




2012年11月22日木曜日

J-NET21農商工連携パークの事例紹介で紹介されました

私たちの国産バニラ事業が国の農商工連携の認定を受けて1年半が経ちました.

生産量などまだまだ課題は山積みですが,

久留米の皆さんや様々な方に支えられてやってきました.

振り返ってみると,本当に人との出会いの有り難さを痛感いたします.

今回,J-NET21農商工連携パークの事例紹介で取り上げていただきました.

興味のある方はぜひそちらのページもご覧下さい(以下のリンクからご覧になれます).

http://j-net21.smrj.go.jp/expand/noshoko/ninteijigyo/fukuoka_kaneko.html


2012年11月11日日曜日

ふるさとくるめ農業まつりでお会いした皆様ありがとうございました

昨日から降り続いた雨も午前中には上がり,2日間のふるさとくるめ農業まつりも無事終わりました.

Vanille de Kurumeのブースにお運びいただいた皆様には心よりお礼申し上げます.

ありがとうございました.

また,早朝より,昨夜の雨の後の整備をして頂いた久留米市役所をはじめとする皆様方には本当に心より感謝申し上げます.

今回の,イベントは金子植物苑単独での出展ではなく,久留米の甘味処の老舗「古蓮」さんとのコラボと言うこともあって,いろいろ勉強させていただきました.

会場にて笑顔の絶えない古蓮本部の皆さん


今回の経験を弾みに,私たちのバニラが久留米の人々により愛されますようさらなる努力を肝に銘じたところでございます.

またどこかで,私たちのバニラにお会いいただきました折はご支援のほどよろしくお願いいたします.





2012年11月10日土曜日

本日のふるさとくるめ農業まつりありがとうございました

本日,久留米百年公園で「ふるさとくるめ農業まつり」が開催されました.



金子植物苑は久留米の老舗甘味処「古蓮」さんのご協力を得て,国産バニラを使ったプレミアムアイスクリームの試食と国産バニラ「Vanille de Kurumeの展示をさせていただきました.




お陰様で,多くの方にご来場いただき,貴重なご意見を拝聴できました.ありがとうございました.

試食は数に限りがあり,召し上がっていただけなかった方には大変残念な思いをおかけいたしましたことをこの場を借りてお詫び申し上げます.

また,明日も朝10時より,試食を準備しておりますので,お時間の御有りの方はぜひお運びいただければ幸いです.

金子植物苑一同,心よりお待ち申し上げます.



2012年11月8日木曜日

ドリームスエフエムにお邪魔しました

11月に入って,久留米市のコミュニティーFM 「ドリームスエフエム放送局」にお邪魔させていただきました.

先月10月は 金子植物苑社長・金子茂,今月は技術顧問・水谷高幸の2か月連続です.

朝の番組

My Way My Song


で 明後日からのふるさとくるめ農業まつりへの参加と

バニラへの思いを話させていただきました.

局のスタッフの皆さんはとても優しくお話し好きで,

本当に楽しい時を過ごさせていただきました.


木曜日には

昨年,ふるさと農業まつりの会場で

流し続けた曲
バニラビーンズ(アーティスト)さんのエルスカディーをリクエストさせていただきました.

もし時間がございましたらお耳を拝借.

そして,ぜひ
農業まつりにも足を運んで下さい

よろしくお願いいたします.

投稿: T..M





ふるさとくるめ農業まつりに出展いたします

とうとう明後日から(11月10日~11日) 「ふるさとくるめ農業まつり」です.

私たちVanille de Kurumeも久留米商工会議所と久留米市のご協力で出展させていただきます.

昨年に続いて2度目の出展です.

より多くの方に久留米で作られるバニラを知って頂くため,今年も来場者にご試食いただきたいと考えます.

私たちのバニラをより美味しく味わっていただくため,

なんと今回は,
久留米で甘味処としておなじみの
「古蓮」さんに特製プレミアムアイスクリームの試食品を作って頂きました


上の写真は古蓮さんの自慢の無添加バニラアイスクリームです.

これに久留米産のバニラを使ってみました.
製作構想6か月.何度か試作品を作りながらいろいろ検討したものが出来上がりました.

古蓮さんならではの素材にこだわったバニラアイスクリームをぜひ試食していただきたいと思います.

また,昨年より,すでにご紹介している久留米ジェラートさんのバニラジェラートも

今年も久留米産のバニラを使っていただく予定です.


この冬は久留米の街がバニラの香りに包まれるよう

私たちは「ふるさとくるめ農業まつり」を始まりに頑張ります.

当日は,御香でおなじみの天年堂さんのバニラの匂い袋も展示されます.

是非,遊びに来てください.

ふるさとくるめ農業まつりは

久留米百年公園で開催されます

詳しくは久留米市のホームページでご確認ください

http://www.kurume-hotomeki.jp/kirarikurume/event/?mode=detail&id=400000000025


2012年11月4日日曜日

ニューカレドニアのバニラフェスティバル

2012年10月19日から21日にかけて

南太平洋のニューカレドニアでバニラフェスティバルが開催されました.

私たち日本で最もバニラを愛する者(自称)として,参加しないわけにはいきません.

2泊4日の強行軍で参加したこのフェスティバルの模様を報告します.


まずは,フェスティバルの会場

すでに先月のブログで紹介した通り,ニューカレドニア ロイヤリティー諸島リフー島で開催されました.


島の主要道路には歓迎の垂れ幕が下がっていました.

開催場所は,リフー島南部のMou村の海岸


まだ,開催初日の3時だと言うのにちょっとさびしい感じ.

会場には,レストラン,お土産ショップ,バニラの生産組合la Maison de le Vanille のお店
バニラの栽培に関する展示場などが軒を並べていました.


バニラ生産組合の歓迎の看板には,公用語のフランス語 ようこそバニラハウスへ
と表記され,その下に英語と日本語が記されていました.

リフー島にも日本人のバニラ好きが伝わっているのでしょうか!

早速,お店で買い物を


島で生産されるバニラビーンズは勿論,石鹸やエキストラクトなど
いろいろな品物が並んでいました.

プログラムを見ると,
バニラの栽培に関する講演や ミス・バニラコンテストまでありました.

訪れた時間帯はちょうどプログラムのイベントとイベントの間.

観光客の皆さんは島内のホテルの半日ツアーやヌーメアからの日帰りのため,
会場は少しさみしい感じがしました.



夕方からは,地元のバンドのコンサートや,島のダンスショー等が予定されています.

名残惜しい中,空港への帰途につきました.

島のダンスショーなどを見ながらゆっくりとした時間を過ごせなかったが心残りです.
現地の人も,「日本人はゆとりがないな」と思われたかもしれません.
ちょっとショックです.
まあ,フランス人やオーストラリア人の観光客も滞留時間がとても短いようでしたが・・・・

この島は私たちと基本的に1日の使い方が違うようです.

今回の訪問で,私たちのバニラ栽培に有益な情報を地元の方からたくさんいただくことができました.結果的にはとても良い視察でした.
今度はプライベートでゆっくりと訪れたいものです.

次は,私たちVanille de Kurumeのイベント 「ふるさとくるめ農業まつり」(11月10日から11日)
の番です.リフーに負けないバニラの宣伝を行います.

ニューカレドニアのこと,私たちのバニラについて など

興味のある方はぜひ,久留米百年公園に遊びに来てください!











2012年10月26日金曜日

ニューカレドニア訪問記Ⅳ

今日はバニラのお話から少し離れて,リフー島の見どころをひとつ.

と言っても,バニラ農園とバニラフェスティバルの視察に来た私たちは,

そんな観光などする暇はありません.

よって通りすがりの観光スポットですのであしからず.

まずは,エアショの海岸.

とても美しい海岸で,7月から9月にはザトウクジラがやってくるとか・・・・・・

そこで海岸を覗いてみると,クジラよりはるかに大きい客船が1隻.



ははーん.バニラ園の女性が言っていたAustralianの正体はこれか!

艀で運ばれるオーストラリアからの観光客が,静かな村を都会のメインストリートに変えて

いました.

この村にはとても立派な教会や伝統的なカーズ(伝統的な家屋)がたくさんありました.


(カーズは個人のお家なので撮影はことわってから!)

駆け足で通り過ぎた観光スポットの次は,いよいよバニラフェスティバルの紹介です.



2012年10月25日木曜日

ニューカレドニア訪問記Ⅲ

今日はいよいよバニラ園のバニラコーヒーのお話

2番目に訪問した農園はバニラ以外も栽培する観光農園(植物園)


道路沿いに案内標識が立っていました.

中に入ると,人影もなく,誰もいません.


バニラの看板に魅かれてさらに奥に!

とても静かな整備された(下草が丁寧に除草されていて安心して歩けます)

小道をバニラの株を見ながら奥へ奥へと


この農園はバニラ生産を目的としていないので,

様々な樹木にバニラが這わされていました.


バニラを眺めながらさらに奥に進むと

一人の女性が現れ,

「バニラ以外もいろんな植物があるよ見るかい?」

と優しく英語で声をかけてくれました.

私たちは,嬉しそうに植物の名前を言いあてながら案内していただくと

とてもにこやかな顔で喜んでくれました.

「バニラの紅茶かコーヒーはいかが?」

御手製のバニラコーヒー! ましてここはニューカレドニア

となると,あのまぼろし?のリロイ種?!

とばかりに喜んでコーヒーをいただくことにしました.

女性の説明では,沸かしたコーヒーにバニラの鞘を割いていれて

置いておく,2日ぐらい置くととても良い香りになる.

頂いたコーヒーはとても甘い香りがしました.

農園でくつろいでいると,ツアーの観光客が

女性曰く,「あれはAustralian だね」

たくさんの来客をそっちのけで,私たちの相手をして下さいました.

最後に記念写真を!

ノートに記帳し,最後にお礼を述べて園をでました.

「その道を左へ左へ進みなさい.すると出られるよ」

森に迷い込んだ子供を諭す様に見送ってくださいました.

とても不思議なひと時を楽しませていただきました.

明日は,島の名所を紹介します.









2012年10月24日水曜日

ニューカレドニア訪問記Ⅱ

昨日は,ニューカレドニアの「バニラの島」---リフー島に上陸したまでの話をしました.

今日は本題のニューカレドニアのバニラについてお話します.


私たちが最初に訪れたのは,Mucaweng村のUmako Josephさんの農園.

このMucaweng村では1985年ごろからバニラ栽培が始まりました.

しかし,この島にバニラが伝わったのは1860年にさかのぼります.

宣教師のPasteur Mac Farlenによって伝えられました.

リフー島は南半球に位置するので,ちょうど今は,日本の春といったところでしょうか.

(緯度的には日本の石垣島と同じくらいです.石垣島に行かれたことのある方は

ちょうど3月から4月を想像してください)

とても穏やかな気候で過ごしやすい季節です.


リフー島ではちょうどバニラの花が咲き始めたころです.

この日も農園ではいくつかの花が咲いていました.

写真のとおり,どの株も数日前から咲き始めたばかりで,交配したての若い果実をつけいてい

ました.

農園主のUmakoさんはとても優しく,通りすがりの私達を農園に入れてくれました.

そして,丁寧なフランス語でいろいろと説明し,バニラの交配も見せてくださいました.

バニラの出来はと尋ねると,昨年の果実を見せて自慢げな笑みを.



とてもフレッシュな甘い香りを漂わせていました.

日本で見るマダガスカル産のバニラと比べると,とても優しい香りのバニラビーンズに仕上がってい

ます.

島内のバニラはMaison de la vanilleで共同作業によってキュアリングされるほか,農園ごとでキュア

リングされたものも,訪問客に販売されていました.

明日は,このバニラを使って,コーヒーや紅茶を振舞ってくださる農園を紹介します.


2012年10月23日火曜日

ニューカレドニア訪問記Ⅰ

皆さんこんにちは.

2012年10月19日から21日にかけて

ニューカレドニアにて La Fete de la Vanille en drehu (リフー島バニラフェスティバル)が開催されました.

私たちVanille de Kurumeのメンバーもその視察に行ってきましたので数回にわたってその報告をさせていただきます.

まずは,開催地リフー島(現地ではDrehuと呼びます)とそこで生産されるバニラについて


リフー島で生産されているバニラビーンズ

ほとんどがニューカレドニア内で消費されているので,日本ではあまりなじみがありません

その実態は,明日の農園視察で明らかにします.



まずはリフー島へ!

島へは,船か航空機.でも航空機が断然便利

しかし,機材が小さいので島のイベントがあるときは予約するのは早い目に!


チケットには座席が入っていたけど,中は自由席.

日本人は私たちだけでした.ほとんどが現地の人とフランス本国からの訪問者

着席すると,数席座席が空いていたらしく,

航空機のバランスをみて,乗客が移動させられていました.


ヌーメアのローカル空港を飛び立ち20分もするとリフー島の上空へ

いよいよリフー島上陸です.

島内には,Hotelと名のつくものは1件だけ?

空港にはタクシーもありません.

ホテルからの送迎でまずは今日の宿泊地に

成田を出て乗り継ぎ待ちの時間も入れてちょうど22時間の移動でした.


ホテル(Drehu village Hotel)は海岸のバンガロースタイル

とても快適で目の前はとても美しい白砂のビーチでした


いよいよ明日はバニラフェスティバルと農園のバニラへ!


2012年10月11日木曜日

バニラ農園主の楽しみ

バニラ農園の園主は植物好きが多い

前々回も話したように,バニラ農園ではバナナやオリーブを栽培してたりします.

そんなんかに,園主だけの楽しみ用に栽培されている作物もあります.

金子植物苑では,コーヒーの木を大切に育てています.

もともとバニラは熱帯で栽培されているもの.

世界の栽培地域を見ると,コーヒーベルトと呼ばれる地域と合致します.

「だからコーヒーも栽培できる!」という観点から,・・・・

現在は,アラビカ種を育てていますが,

昨年バリ島でであったロブスター種も作ってみたい等とも考えています.



たわわに実ったコーヒーはこれから熟期を迎え,園主だけのコーヒーになります.



2012年10月3日水曜日

いよいよ,今年のバニラの収穫が 沖縄と熊本で始まりました

2012年産のバニラ果実の収穫が始まりました.

今年の品質はと言うと,夏の天候に恵まれ,上々の出来のようです.

沖縄では,大型の台風17号が接近したため,その前に収穫が始まりました.



金子植物苑では,早速受け取ったバニラ果実のキュアリングを始めました.



12月までには甘ーい香りのバニラビーンズができがることでしょう.

当社のバニラビーンズをお使いいただいている皆様,もう少しお待ちください!

2012年9月20日木曜日

バニラとバナナ

金子植物苑の関連農園ではバニラ以外の作物も作っています.

代表的なところでは

イチゴ  オリーブ  コチョウラン  フランボワース  バナナ

など,とても多彩です.

そんな中でゴロが良いのが

バニラとバナナ」 の農園

その農園から国産無農薬無化学肥料で栽培されているバナナの情報が届きました.

今年は,昨年末から今年の初めにかけての冷え込みが厳しかったため,
バナナの開花が1月以上も遅れ,8月の末になったそうです.
9月になってようやく花盛り





























この農園は,無加温のプラスチックハウスで栽培しているので,
冷え込みが厳しくなるまでが勝負だそうで,出荷量に影響しそうということでした.

それでも立派な花が咲いていました.
バニラの出荷の時期にはこのバナナも出荷期を迎えるそうです.

バニラとバナナ!

何か良いコラボ商品をと,現在検討中です.


さすがに9月半ばになると果実も大きくなってきました


バナナの花蜜

ところで,バナナの花の蜜がとっても甘くておいしいって知っています?
開花した花の柱頭から,ぽたぽたと滴り落ちる花蜜があって,
これをなめるととても甘いんです.
作ってる人だけが楽しめる,バナナからの贈り物です.